コロサイ書 総じてエペソ書に似るところが多い。407(1)
1:1 ピリピ1:1の注。407(2)
1:2 ローマ1:7の注。407(3)
1:5 信仰と希望と愛(1コリント13:13)。407(4)
1:7 パウロの協力者(コロサイ4:12、ピレモン23)。407(5)
1:9 「知恵」「分別」「洞察」は、いずれも当時の思想で、重んぜられた用語。407(6)
1:12 使徒26:18。409(1)
1:15 2コリント4:4(意味はヨハネ1:18にも通ずる)。409(2)
1:15 ヨハネ1:3。409(3)
1:15 15~20節はすぐれたキリスト論を内容とする讃歌ともいうべき箇所。409(4)
1:17 箴言8:24以下。409(5)
1:18 エペソ1:22以下。409(6)
1:18 1コリント15:20。409(7)
1:20 人間ばかりでなくキリストによってすべての被造物に平和が与えられること。409(8)
1:20 2コリント5:19、ローマ5:1。キリストによって神と和解しうるものは他の人々とも和解してエクレシアに招かれる。409(9)
1:21 エペソ2:1以下。409(10)
1:23 ローマ8:19。409(11)
1:24 キリストの悩みが不十分であったのではなく、彼の体の一部にされるものが彼とともに悩むことの表現である。409(12)
1:25 原語 oikonomia (→economy)は「経営」とも訳せる。409(13)
1:25 神のことばは不十分ではないが、その完成への協力という恩恵を賜ることをいう。409(14)
1:26 ローマ16:25以下、1コリント2:7、エペソ3:3以下。409(15)
1:28 エペソ4:13。福音にはすべての人を救って全うするという神の目的がある。409(16)
2:1 コロサイ4:13、黙示3:14以下。409(17)
2:2 コロサイ1:26の注。409(18)
2:3 箴言2:3以下、イザヤ45:3。409(19)
2:8 コロサイ2:20、ガラテア4:3。当時権威があると信ぜられた自然力。411(1)
2:8 philosophia の語が新約中ここだけに出る(「哲学者」は使徒17:18にある)。ここで偽りの哲学が批判されているが、福音は真の哲学と矛盾しない。411(2)
2:11 罪の体(ローマ6:6)。ここで真の割礼のことがいわれる(ローマ2:29など)。411(3)
2:12 ローマ6:4。信徒の復活もすでに実現したも同然という書き方である(エペソ2:5以下)。411(4)
2:13 以下15節まで、格調のある讃歌の形である。411(5)
2:15 2コリント2:14。敗北者の姿で十字架についたキリストの究極の勝利をいう。411(6)
2:16 ローマ14:1以下。411(7)
2:16 人間の決めた暦に支配されるなという意味(ガラテア4:9以下)。411(8)
2:17 ヘブライ8:5、10:1。411(9)
2:17 エペソ1:23。411(10)
2:18 ユダヤ教の天使崇拝が多神教的になる危険があったことの批判である(黙示22:8以下)。411(11)
2:22 イザヤ29:13、マタイ15:9。411(12)
2:23 見かけの宗教現象の危険が指摘されている。411(13)
3:2 キリストに救われるものは救いにふさわしく生活しようとの意。411(14)
3:4 救いは確実であるが、その完成はキリスト再臨のときである。411(15)
3:10 エペソ4:24。411(16)
3:10 創世1:26以下。元来神にかたどられた人間が罪を犯して死すものになったが、神の像であるキリスト(コロサイ1:15)によって罪のない前の姿になることをいう。411(17)
3:11 黒海北岸の住民。411(18)
3:11 ガラテア3:28。411(19)
3:14 ローマ13:8、10。413(1)
3:15 エペソ4:4。413(2)
3:16 エペソ4:29。413(3)
3:16 エペソ5:19。413(4)
3:18 以下、エペソ5:22以下、1ペテロ2:18以下。413(5)
3:23 平面的に人間中心でなく、立体的に救い主中心である。ここに旧約以来の神中心の倫理の完成の方向がある。413(6)
3:24 ローマ8:17、ガラテア4:1以下。413(7)
4:1 「平等」とも訳せる(2コリント8:14)。奴隷の優遇は旧約以来の教えである(レビ25:43など)。413(8)
4:5 1テサロニケ4:12など。413(9)
4:7 エペソ6:21。413(10)
4:9 ピレモン10。413(11)
4:10 使徒19:29、27:2。413(12)
4:10 使徒12:12。413(13)
4:11 ユストはローマ名。イエス(セム系の名)という人は当時多かった。413(14)
4:13 ラオデキアの北方の町。413(15)
4:14 ルカ福音書と使徒記の著者。413(16)
4:16 書簡が各地の集まりで読まれたことを示す。413(17)
4:18 書簡は大抵口述されたが、終わりにパウロ自らが書く(ガラテア6:11)。413(18)