1:1 パウロの近しい同伴者(ピリピ2:19以下使徒16:1以下)。399(1)

1:1 使徒16:12以下399(2)

1:1 ローマ1:7の注399(3)

1:1 前者は指導的、後者は奉仕的な役であるが、両者とも組織の職名ではなく、集まりの世話人を指した。399(4)

1:4 苦しみの中のよろこびはこの手紙の基本線(1:18252:217~1828~293:14:1410)。399(5)

1:5 信徒になった日。399(6)

1:6 福音による救いのこと。399(7)

1:6 神の国の完成のときに救いが全うされる。399(8)

1:9 ローマ10:2399(9)

1:10 ローマ12:2399(10)

1:11 恩恵によって義と認められるばかりでなく、罪がなくされて文字どおり義とされ聖とされること。399(11)

1:12 逮捕のこと。401(1)

1:13 パウロはローマの市民権をもつのでローマの兵たちにも彼のことが知れた。401(2)

1:21 ガラテア2:20ローマ8:11401(3)

1:22 この世で生きること。401(4)

1:23 2コリント5:8。死の讃美ではなく、信仰ゆえの苦しみにあるもののいつわらぬ願いである。しかし同じ信仰の友への愛によってこの世に引きとめられ(24節以下)、ともにキリストのごとくなる希望に生きる(2コリント3:18)。401(5)

1:27 皆がひとつ心になりうることは恩恵であり、救いの徴(28節)である(ピリピ2:2エペソ4:3以下)。401(6)

1:29 信仰と苦難とがともに恩恵として与えられている。ピリピ1:7の「恵み」と同4:14の「苦しみ」とが結びつく。401(7)

2:3 ローマ12:16401(8)

2:6 11節までをキリスト讃歌ととる説がある。401(9)

2:8 イエスは徹底的に神意に従順に死したがゆえにキリストである(ローマ5:196:16以下)。401(10)

2:9 復活のこと(ローマ1:4)。401(11)

2:9 名は実を示す。単なる称号でなく、権威ある神の子キリストのことである。401(12)

2:10 当時三重の形の世界が考えられた(黙示5:313)。401(13)

2:11 信仰告白の根本的な形(ローマ10:91コリント12:3など)。401(14)

2:12 パウロ個人へでなく、神をおそれつつキリストの従順にならうことの勧めである。401(15)

2:16 目的意識をもっての突進である(ピリピ3:141コリント9:24以下ガラテア2:2など)。403(1)

2:17 2テモテ4:6403(2)

2:17 ピリピ3:3ローマ12:1403(3)

2:19 ピリピ1:1の注403(4)

3:2 犬は豚とともに汚れた獣と見なされた(マタイ7:62ペテロ2:22)。403(5)

3:2 いずれも純福音の敵(2コリント11:13)。「割礼」についてはローマ2:29。「心の割礼」はすでに旧約にもある(申命10:16)。403(6)(7)

3:3 コロサイ2:11403(8)

3:3 ピリピ2:17の注。ここでいう割礼も礼拝も精神化や抽象化ではなく、それらの趣旨の純粋な実践である。403(9)

3:3 人間的なもの。403(10)

3:4 2コリント11:18以下ローマ11:1ガラテア1:13以下403(11)

3:5 律法を重んじ、当時指導的立場にあった知識人。403(12)

3:7 回心により、律法を守れない弱者や律法をもたない異教徒の救いを説いて十字架についたイエスを信ずるようになった。価値観の転換である。403(13)

3:9 恩恵による救いの深く鋭い叙述。福音の要約である。403(14)

3:10 ピリピ3:21の注403(15)

3:12 救いは未完成であるが、キリストの福音はその完成への希望に満ちた生涯を与える。405(1)

3:14 ピリピ2:16の注405(2)

3:17 人間パウロを真似るのでなく、彼のキリスト信仰にならえという(1コリント4:16など)。405(3)

3:21 キリストのように罪のない栄光の体に変えられるという救いの極致を示す(ローマ8:181コリント15:53コロサイ3:4)。405(4)

4:3 詩篇69:28ルカ10:20黙示3:5など。405(5)

4:5 ローマ13:11405(6)

4:12 貧の中だけでなく、恵まれた富の中でいかに処するかも大切である。パウロは各地への旅行など奉仕の出費を惜しまなかった。洗礼者ヨハネのような禁欲をせず、イエスのような自由な生活をしつつ貧しいものの友となることの意味がここにも現われる。405(7)

4:13 ピリピ3:21405(8)

4:17 与えるさいわい(使徒20:35)は具体性をもつ。405(9)

4:18 ローマ12:1以下405(10)

4:22 皇帝関係の家で働く人々で、このような家はローマ以外にもあった。406(1)